姫路で事業計画書の作り方|融資・補助金申請にも使えるポイント

くにみつ ひろし

姫路で起業を考え始めたとき、多くの方がつまずくのが「事業計画書」の作成です。難しそうに感じるかもしれませんが、実は自分のビジネスを整理するための地図のようなもの。この記事では、事業計画書の役割や書くべき項目、姫路で相談できる窓口についてまとめました。

姫路で事業計画書の作り方|融資・補助金申請にも使えるポイント
目次

事業計画書とは?なぜ必要なのか

事業計画書は、これから始める事業の内容・収支の見通し・資金の使い道などを整理した書類です。日本政策金融公庫などから創業融資を受ける際や、一部の補助金を申請する際には、事業計画書(または類する書類)の提出が求められます。

ただし、事業計画書の役割は「審査に通すための書類」だけではありません。頭の中でぼんやりと考えていた事業のアイデアを、数字と言葉で具体的に書き出す過程そのものが、自分のビジネスの弱点や抜け漏れに気づくきっかけになります。融資の予定がない方でも、一度作っておく価値は十分にあります。

事業計画書に書くべき主な項目

日本政策金融公庫が公開している「創業計画書」の様式を例にすると、主に次のような項目で構成されています。

  • 創業の動機・経営者の略歴等:なぜこの事業を始めるのか、これまでの経験や実績
  • 取扱商品・サービス:何を、誰に、どのように提供するのか
  • 取引先・取引関係等:主な販売先・仕入先や、その決済条件
  • 資金計画:開業に必要な資金の内訳と、その調達方法(自己資金・借入など)
  • 収支計画:売上の見込みと、経費の見積もり

これらを一通り書き出してみると、「本当にこの売上を達成できる根拠があるか」「見落としている経費はないか」といった点が見えてきます。

【記入イメージ】姫路でカフェを開業する場合

項目だけを見ても書き方がイメージしにくいので、姫路の商店街でカフェを開業するケースを例に、各項目でどんなことを書くのか見てみましょう。

  • 創業の動機・経営者の略歴:飲食店での勤務経験10年、地元・姫路で「気軽に立ち寄れる商店街のカフェ」を作りたいという想い
  • 取扱商品・サービス:コーヒー・軽食を中心に、姫路市内の農家と提携した季節限定メニューを提供
  • 取引先・取引関係:コーヒー豆の仕入れ先、地元農家との直接取引、決済は月末締め翌月払い
  • 資金計画:内装工事費300万円、厨房設備200万円、運転資金100万円。自己資金200万円+創業融資400万円で調達
  • 収支計画:客単価800円、1日40名来店を想定し月商96万円。家賃・人件費・原価を差し引いた利益を試算

このように、実際の数字や固有名詞を入れて考えてみると、様式の空欄が一気に埋めやすくなります。自分の事業に置き換えて、同じように書き出してみましょう。

事業計画書は資金調達以外にも使える

事業計画書は融資の審査書類というイメージが強いですが、実際にはそれ以外の場面でも役立ちます。

  • 補助金の申請書類として:多くの補助金では、事業計画書に相当する書類の提出が求められます。一度きちんと作っておけば、複数の補助金申請に使い回せます
  • 取引先・仕入先への説明として:新規の取引を始める際、事業の概要や見通しを説明する資料として活用できます
  • 家族やパートナーへの説明として:起業に伴う生活面の変化について、家族に理解してもらうための材料にもなります
  • 経営の振り返り指標として:開業後、当初の計画と実績を比較することで、事業がうまくいっているかどうかを客観的に確認できます

一度作って終わりにせず、事業のフェーズが変わるタイミングで見直す「生きた書類」として活用するのがおすすめです。

日本政策金融公庫の「創業計画書」テンプレートを活用しよう

ゼロから項目を考えるより、公式のテンプレートを使う方が効率的です。日本政策金融公庫は、創業計画書のフォーマットを無料で公開しています。

融資を申し込む予定がなくても、このテンプレートに沿って書いてみるだけで、事業計画の骨組みを効率よく整理できます。

姫路で事業計画書の作成を相談できる窓口

一人で書き上げるのが不安な場合は、姫路にも相談できる窓口があります。

  • 姫路創業ステーション(姫路商工会議所):創業前のアイデア段階から無料で相談でき、事業計画の作成支援も受けられます
  • 日本政策金融公庫姫路支店:融資を前提に事業計画書を作る場合、公庫の窓口で相談しながら仕上げていく方法もあります
  • SHARES:起業サポートの一環として、事業計画づくりの相談にも対応しています

一人で完璧に仕上げようとせず、早い段階で第三者に見てもらうことで、自分では気づきにくい甘さや矛盾を指摘してもらえます。

事業計画書を作るときのポイント・よくある失敗

  • 売上を楽観的に見積もりすぎない:「軌道に乗れば」という前提を積み重ねた売上計画は、審査でも実務でも信頼されにくくなります
  • 数字の根拠を明確にする:「なぜその客単価・客数になるのか」を説明できるようにしておきましょう
  • 一度で完成させようとしない:事業計画は一度書いたら終わりではなく、状況の変化に応じて見直していくものです
  • 自分の言葉で書く:テンプレートの言い回しをそのまま使うより、自分の事業の実態に即した具体的な表現を心がけましょう

よくある質問

融資を受ける予定がなくても事業計画書は必要ですか?

必須ではありませんが、作っておくことをおすすめします。頭の中の考えを言語化・数値化する過程で、事業の課題や抜け漏れに気づきやすくなります。

事業計画書はどのくらいのボリュームで書けばいいですか?

日本政策金融公庫の創業計画書はA4用紙1枚程度の様式です。まずはこの様式を埋めることを目標にすると、必要な要素を過不足なく整理できます。

収支計画の数字に自信が持てません。どうすればいいですか? 

同業種の一般的な数値(客単価、原価率など)を調べて参考にする、姫路創業ステーションなどの窓口で妥当性を相談する、といった方法があります。一人で悩まず、第三者の視点を入れることが大切です。

一度作った事業計画書は作り直す必要がありますか?

状況が変わったタイミングで見直すことをおすすめします。当初の想定と実際の売上・経費にズレが生じることは珍しくないため、開業後も定期的に計画と実績を比較し、必要に応じて更新していくと、経営の精度が上がっていきます。

まとめ

事業計画書は、融資や補助金の審査書類であると同時に、自分のビジネスを整理するための重要なツールです。日本政策金融公庫の無料テンプレートを活用しつつ、姫路創業ステーションやSHARESのような相談窓口も上手に使いながら、少しずつ形にしていきましょう。姫路での起業の流れ全体は、以下の記事もあわせてご覧ください。

目次